なぜ地震データなのか

地震活動度変化とは

 日本列島およびその周辺海域で、どれくらい地震が発生しているかを知るためには、地震計を沢山配備して観測する必要があります。
 いつ、どこで、どれくらいの大きさの地震が発生しているのかを記載したリストを「地震カタログ」と言います。日本では気象庁が最終的に全国の大学や、防災科学技術研究所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)等のデータをとりまとめています。また防災科学技術研究所でもHi-net(高感度微小地震
観測網)のデータを公開しています。さらに2016年度から、東北沖に大規模な海底地震観測網も稼働する事になっています(S-net)
 1995年の阪神大震災以降、このHi-net等の整備が進んだ事で、日本は世界最高水準の地震観測網を得たのです。

 地震活動度変化とは、この地震カタログのデータ(いつ、どこで、どのくらいの大きさの地震が発生したかの一覧表)から、色々なアルゴリズムで地震活動の異常を抽出する方法です。

 詳しくお知りになりたい方はぜひこのpdfファイルをご覧ください。

2001年から2015年までの気象庁一元化カタログによる地震の分布。 マグニチュード4以上を表示。深さごとに色分けして700㎞まで表示